特種用途・事務室へ用途変更




NISSAN CIVILIAN
型式:ABG-DHW41 E/G型式:TB45(4.47ℓ・ガソリン) 初年度登録:平成26年3月 走行距離:105,800km
用途:乗合 車両重量:3,640kg 車両総重量:5,675kg
作業日:令和5年2月・問い合わせ


園児仕様のシビリアン。乗車定員:3+51/1.5人乗りのマイクロバスを乗車定員5人に変更、運転席後方の園児用シートを取り外して最後列に純正4人掛けシートを取り付けて、乗合→特種(事務室)へ用途変更の問い合わせ。
まずは特種設備の面積がまったく足りてません。4人掛けのシートを最後列より運転席後方にした方が、特種面積の確保に有利だと思います。

   改造前  改造後
 車両重量  3,640kg  4,725kg
 乗車定員数  3+51/1.5人  5人
 車両総重量  5,675kg  5t以上必要

それよりも、このクルマは車両総重量が5t超え(M3)ているので、改造後の車両総重量が5t以下(M2)になると、制動装置の試験が必要になります。
(費用は約150万円)
車両総重量5t以上で構造変更するには、車両重量を1,085kg以上増やさなければなりません。これに取り外した園児用シートの重量を足さなければなりませんので、特種設備だけで1t以上の重量を増やすのは、現実的ではありません。
この場合は車両総重量5t以下(M2)の車両に変更して用途変更をすることをおススメします。特種設備の用件に問題なければ、愛知県の場合、事前審査は必要ありません。