診断機による故障診断
トラブルコードの確認・消去・アクティブテスト・学習リセットなど
診断料:¥8,000~(税別)
※輸入車:¥20,000~(税別)
※改造車:¥30,000~(税別)
※部品代、作業工賃は別途
※各センサー良否判定・測定、タイミングベルト点検など点検工賃は別途
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200系ハイエースのエンジン不調・トラブルシューティング①
TOYOTA HIACE VAN SUPER GL
型式:ADF-KDH201V 初年度登録:平成20年6月 エンジン型式:1KD-FTV
症状:エンジン不調
作業日 |
走行距離 |
症状・作業内容 |
2019.7.18 |
102,570km |
信号待ち(Dレンジ、ブレーキを踏んでいる時)で時々エンジンがブルっとする時がある。
2015.11.3・69,167km時に走行中エンスト。再始動できないという経験があるので見て欲しいと入庫。
試運転で症状を再現するには難しかったが確認できた。一瞬の事なのでわかりにくい。
仲間のショップから、 「このような症状はEGRバルブなどが詰まっている可能性が多いのでチェックしてみたら?」アドバイスを頂いたのでバラシてみた。電子スロットルバルブ、EGRバルブなどが詰まっていた。洗浄して組み立てたが症状がかわりませんでした。ちなみにエンジンオイルは新車からDL-1規格のオイルを使用。 |
2019.8.26 |
↑ |
もしかしてこの先でも詰まっているのでは?とインテークマニホールドをバラシてチェックすると、インテークマニホールド、インテークポートがとんでもない量のカーボンや煤で詰まっていました。これらのパーツを洗浄。試運転すると出だしが良くなり、エンジン音も静かになり、新車時の走りを取り戻しました。今後インテークに詰まらないようにするには、DL-1規格のエンジンオイルを使用、燃料フィルターの早期取換、燃料ライン洗浄用添加剤の充填、エンジン高回転での運転などで対策できるのではないでしょうか。またインテークポート以外のパーツ洗浄は可能だが、インテークポートの詰まりははシリンダーヘッドO/Hになり費用がかかります。2020年7月に弊社では
ドライアイスブラスト を導入。シリンダーヘッドを取り外すことなく車上でインテークポートを洗浄することが可能になりました。 |
2020.11.3 |
113,001km |
エンジンオイル+オイルエレメントを取り替え。レベルゲージでエンジンオイル量を確認してたら、オイルが少し汚れていた。おかしい・・・いつもはキレイな色をしているのに。
昨年8月に修理してから、燃料フィルターは車検ごと(1年・10,000km)に取り替えましょうと決めていた。車検は6月だった履歴を確認すると取り替えておりまませんでした。
燃料フィルターが在庫切れだったので後日作業を。WAKO'S・D1を注入。 |
2020.12.14 |
113,887km |
スタッドレスにチェンジするのにご来店。燃料フィルターを取り替え。 |
2021.2.18 |
116,273km |
エンジンオイル+オイルエレメントを取り替え。レベルゲージでエンジンオイルを確認。キレイなオイルでした。燃料フィルターは定期的に取り替えないとまた、インジェクター、EGRバルブ、インマニ、インテークポート等が詰まっていくのでしょう。 | |
200系ハイエースのエンジン不調・トラブルシューティング②
TOYOTA HIACE COMMUTER①
型式:ADF-KDH223B 初年度登録:平成20年12月 エンジン型式:1KD-FTV
(スクールバス1号車)
症状:エンジン不調
作業日 |
走行距離 |
症状・作業内容 |
2019.7.7 |
367,265km |
エンジン警告灯が点灯。ディーラーへ入庫し触媒取替をススメられるが、見積もりが65万円以上。過去にディーラーで新品の触媒に取り替えているようですが、今回2回目の触媒取り替えの診断。さすがに厳しいということで弊社へ入庫。しかしダイアグコードの履歴が消去されていたため、ダイアグコードがわからず。今までガソリンスタンドでDH-2規格のエンジンオイルを入れていたそうなので、DL-1規格のエンジンオイルに取り替え。DH-2規格のエンジンオイルは触媒が詰まるそうです。しかし触媒を外してみたが詰まっているようには見えませんでした。原因は他にあるのではないでしょうか?PM強制再生制御をして納車。 |
2019.7.21 |
367,516km |
エンジン警告灯が点灯。ダイアグコード「P2002:DPF/DPNR異常」。
ユーザーが準備したLIQUI MOLY触媒を洗浄し、LIQUI MOLY燃料添加剤を注入。PM強制再生制御をして納車。 |
2019.7.23 |
367,529km |
エンジン警告灯が点灯。ダイアグコード「P047F:排気絞り弁開固着」「P2002:DPF/DPNR異常」。
ユーザーが用意したリビルト品の触媒に取り替えて、PM強制再生制御をして納車。 |
2019.7.25 |
↑ |
エンジン警告灯、DPF警告灯が点灯。ダイアグコード「P2002:DPF/DPNR異常」。
警告灯が点灯中は60km/hまで出すのに時間がかかる。PM強制再生制御をして納車。 |
2019.7.26 |
↑ |
エンジン警告灯が点灯。ダイアグコード「P048A:排気絞り弁閉固着」。 |
2019.8.9 |
367,716km |
エンジン警告灯が点灯。ダイアグコード「P048A:排気絞り弁閉固着」。
新品エキゾーストガスコントロールバルブ(排気絞り弁)取り替え。 |
2019.8.23 |
|
エンジン警告灯が点灯。ダイアグコード「P048A:排気絞り弁閉固着」。 |
2019.8.26 |
367,884km |
エンジン警告灯、DPF警告灯が点灯。ダイアグコード「P048A:排気絞り弁閉固着」「P2002:DPF/DPNR異常」。
もしかしたら、エキゾースト側ではなくてインテーク側が原因ではないかと、EGRバルブ、インテークマニホールドをバラシてチェック。やはりインテークポート、インテークマニホールド、電子スロットルバルブ、EGRバルブなどが、とんでもない量のカーボンや煤で詰まっていました。これらのパーツを洗浄。しかしインテークマニホールド内臓のスワールコントロールバルブの動きが渋いため、新品インテークマニホールドASSY取り替え。出だしが良くなり、エンジン音も静かになり、新車時の走りを取り戻しました。今後インテークに詰まらないようにするには、DL-1規格のエンジンオイルを使用、燃料フィルターの早期取換、燃料ライン洗浄用添加剤の充填、エンジン高回転での運転などで対策できるのではないでしょうか。またインテークポート以外のパーツ洗浄は可能だが、インテークポートの詰まりははシリンダーヘッドO/Hになり費用がかかります。2020年7月に弊社では
ドライアイスブラスト を導入。シリンダーヘッドを取り外すことなく車上でインテークポートを洗浄することが可能になりました。 |
2021.3.25 |
414,806km |
エンジン警告灯が点灯。ダイアグコード「P0400:EGR流量異常」。
前回の作業から46,922km走行。燃料フィルター取替とWAKO' D1を充填。
ラジエターからクーラント漏れ。ラジエター、ホースを取り替え。 |
2021.4.23 |
416,485km |
1,679km走行。エンジン診断機にて「異常なし」 |
2021.6.12 |
421,353km |
エンジン警告灯が点灯。ダイアグコード「P0400:EGR流量異常」。 |
2021.7.20 |
423,240km |
エンジン警告灯が点灯。ダイアグコード「P0400:EGR流量異常」。
冷間時マフラーから白煙が出る。
ディーラーにて新品のEGRバルブに取り替えてECUの書き換えをおススメされる。 |
2021.10.27 |
433,933km |
バッテリー警告灯が点灯。オルタネーター取り替え。 |
2022.3.21 |
446,168km |
エンジンオイル漏れ修理。フロントケースOリング取り替え。 |
2022.8.23 |
458,141km |
A/C効きが悪い。コンデンサー詰まり。コンデンサーASSY取り替え。 |
2022.11.11 |
463,601km |
エンジン警告灯点灯。ダイアグコード「P0046:VNターボノズル機構摺動異常(F/B異常)」。
電動アクチュエーターの部品設定なし。ターボASSY:¥191,000(税別)
リビルト品は存在しておらず、ターボ修理専門の業者へ問い合わせたが、「修理するより新品の方が安いので扱っていません」とのことだったので、ユーザーの意向でネットで電動アクチュエーターを購入し取り替え。
¥33,000(税別) |
2024.6.1 |
510,709km |
エンジン警告灯点灯。ダイアグコード「P0046:VNターボノズル機構摺動異常(F/B異常)」。
前回と同じ症状です。ターボASSY:¥207,000(税別)値上がりしてます。
部品商にリビルト品を問い合わせたところ在庫がありました。¥128,000(税別)
ターボ修理業社には問い合わせていませんが、彼らが修理できないのにリビルト品があることに疑っていますので、今回は新品ターボASSYに取り替え。
4~5日後に作業ため引取。エンジン警告灯と排気ガス浄化装置警告灯が点灯。
ダイアグコードコード:「P2002:DPF/DPNR異常」。
ターボASSYの取り替え作業終えたが警告灯は消えず。診断機で消去しても消えません。
EFIヒューズ(25A)を抜いてエンジン始動すると、エンジン警告灯は消灯し’ダイアグコード:なし)、排気ガス浄化装置警告灯は点滅。そこでPM強制再生制御を。大量の白煙が15分ほどでました。
終了後、警告灯は消灯しました。とても快適な走りになりました。https://youtu.be/mDoFHi6VKlQ |
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200系ハイエースのエンジン不調・トラブルシューティング③
TOYOTA HIACE VAN SUPER GL
型式:ADF-KDH201V 初年度登録:平成20年10月 エンジン型式:1KD-FTV
作業日 |
走行距 |
症状・作業内容 |
2016.5.13 |
100,905km |
タイミングベルト&ウォーターポンプ取り替え、燃料フィルター取り替え。 |
2019.10.2 |
156,901km |
車検で入庫。特にエンジン警告灯は点灯したことはないがコミューターのエンジン不調のあとだったので、走りが悪いのを感じた。時々信号待ちでブルっとエンジンが止まりそうになる時がある。この症状は間違いなくインテーク系にカーボン&煤が詰まっている症状だ。新車からエンジンオイルはDL-1規格。今までにインジェクターを排気絞り弁はリコールで取換済み。ターボアウトレットホースも破れて対策品に取り換え済み。今回はとりあえず燃料フィルターの取り替え、WAKO'S
D-1(燃料ライン洗浄用添加剤)を充填して納車。 |
2020.3.27 |
165,325km |
インテークポート、インテークマニホールド、電子スロットルバルブ、EGRバルブなどを洗浄。やはりとんでもない量のカーボンや煤で詰まっていました。これらのパーツを洗浄。スワールコントロールバルブの動きは問題なかったが、インテークマニホールド内はキレイに洗浄できないので新品のインテークマニホールドに取り替え。出だしが良くなり、エンジン音も静かになり、新車時の走りを取り戻しました。またインテークポート以外のパーツ洗浄は可能だが、インテークポートの詰まりははシリンダーヘッドO/Hになり費用がかかります。2020年7月に弊社では
ドライアイスブラスト を導入。シリンダーヘッドを取り外すことなく車上でインテークポートを洗浄することが可能になりました。 |
2020.7.31 |
172,136km |
エンジン警告灯、DPF警告灯が点灯。ダイアグコード「P2002:DPF/DPNR異常」。パワー感もあり、まったく問題なく走行できます。しかしダイアグコードの消去ができず、PM強制再生制御もできない。修理書には「P2002/94が出力するとフェイルセーフにより出力制限が働き、PM強制再生制御が禁止される。このとき、EFIフューズまたはバッテリーターミナルを切り離し、60秒以上経過後に接続するとPM強制再生が可能になる。ただし、エンジンオイル量不適切が原因の場合は、正常判定後、PM強制再生が可能となる」とある。EFIフューズを取り外して60秒後に接続。エンジン警告灯は消灯したが、DPF警告灯は点滅している。そのままPM強制再生を始めるとDPF警告灯は点灯。強制再生が正常に終了するとDPF警告とは消灯した。前回、インテーク系の洗浄をしているのでマフラーから煤は出なかった。 |
2020.8.10 |
172,741km |
1週間前(2020.7.31)と同じ症状が出たので、同じ作業をして様子を見てもらうことに。 |
2020.9.18 |
174,025km |
車検整備と燃料フィルター取り替え、WAKO'S D-1充填。 |
2022.2.2 |
198,398km |
燃料フィルター取り替え、WAKO'S D-1充填。 | |
200系ハイエースのエンジン不調・トラブルシューティング④
TOYOTA HIACE COMMUTER
型式:LDF-KDH223B 初年度登録:平成22年12月 エンジン型式:1KD-FTV
症状:チェックランプ点灯。加速時黒煙が出る
作業日 |
走行距 |
症状・作業内容 |
2022.4.29 |
104,850km |
高速道路走行中、エンジン警告灯、DPF警告灯が点灯。加速時にマフラーから黒煙が出る。
他店にてEFIヒューズを抜いてダイアグコード消去。また高速道路走行中に同警告灯が点灯し弊社に入庫。
ダイアグコード「P1609:空燃比過濃」。 |
2022.5.13 |
104,952km |
高速道路走行中、エンジン警告灯、DPF警告灯が点灯。加速時にマフラーから黒煙が出る。
ダイアグコード「P1609:空燃比過濃」「P200C:高排気温異常」「P244B:DPF差圧過大」「P2463:PM過堆積」
ダイアグコードを消去してもダイアグコード「P2463:PM過堆積」は消えない。PM強制再生を実行したが出来なかったため、EFIヒューズを抜いてリセット。PM強制再生できた。トラブルコードなし。 |
2022.9.26 |
110,115km |
上記と同じ。「P1608:エンジン出力不足」が追加。
ターボ・アウトパイプに亀裂発見。 |
2022.10.25 |
111,911km |
上記と同じ。試運転するが遅い・・・アクセル踏み込んでもエンジン回転がが重く加速しない。
ターボ・アウトパイプに亀裂を発見していたので、対策された部品に取り替え。 › Youtube
試運転するが、症状にあまり変化なし。(この時、エンジン警告灯を消去しなかったかもしれません)
インテークマニホールド、EGRバルブ、スロットルボディー、EGRクーラーなどバラシて洗浄。インテークポートはドライアイスブラスト洗浄を。 › Youtube
エンジン警告灯を消去、EFIのヒューズ抜いてリセット、PM強制再生をして試運転へ。見違えるほどよくなりました。› Youtube
追加作業で、燃料フィルター、タイミングベルト、ウォーターポンプ、サーモスタット取り替え。サーモスタットからクーラント漏れをしていました。 |
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200系ハイエースのエンジン不調・トラブルシューティング⑤
TOYOTA HIACE COMMUTER⑤
型式:ADF-KDH223B 初年度登録:平成21年1月 エンジン型式:1KD-FTV
症状:エンジン不調
作業日 |
走行距離 |
症状・作業内容 |
2024.1.19 |
499,475km |
エンジン警告灯が点灯。60km/h以上でない。ダイアグコードは、
「P0087:コモンレール圧センサー異常」「P0191:燃圧システム異常」「P0192:燃圧システム異常(LOW)」
消去して試運転したが60km/h以上出るが、時間がかかる。(走りが遅い)エンジン音がうるさい。
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DTC検出条件
1. 診断条件
2. 異常状態
3. 異常期間
4. その他 |
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点検部位 |
P0087 |
1. エンジン回転600rpm以上、8V以上、
噴射量5mm3/st以上
2. 噴射、圧送に夜レール圧変化が0.23MPa以下
3. 10回
4. 1トリップ |
・ワイヤーハーネスまたはコネクター
・コモンレールASSY
(フューエルプレッシャーセンサー)
・ECU |
P0191 |
1. IG ON
2. コモンレールASSY
(フューエルプレッシャーセンサー) 特性異常
3. 1秒以上
4. 1トリップ |
P0192 |
1. IG ON
2. コモンレールASSY
(フューエルプレッシャーセンサー) 回路の短絡
3. 0.5秒以上
4. 1トリップ |
【参考】
・ |
車両が燃料切れの状態になった時、ECUは燃圧が下がったと判断し、DTC P0190、P0192が記録される場合がある。 |
・ |
DTC P0087、P0190、P0191、P0192出力を確認後、データーモニター画面から燃料圧力を読み取る。
エンジン回転数 |
燃料圧力 |
アイドリング |
30~40MPa(305.9~407.9kgf・cm2) |
300rpm(無負荷) |
95~115MPa(968.7~1172.7kgf・cm2) |
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