タイヤ

タイヤハメ変え&バランス調整


タイヤ


タイヤは自動車の安全にとって重要な役割を担っています。タイヤの磨耗による使用限度は残り溝深さが1.6mm以上と保安基準で決められています。溝深さが一部でも1.6mm未満のタイヤは整備不良として使用が禁止されています。当然、車検は通りません。タイヤは様々な材料からできたゴム製品であり、ゴムの特性が経時変化するのに伴い、タイヤの特性も変化します。その特性の変化はそれぞれ環境条件・保管条件及び使用方法(荷重、速度、空気圧)などに左右されますので、点検が必要です。 従って、お客様による日常点検に加え、使用開始後5年以上経過したタイヤについては、継続使用に適しているかどうか、すみやかに当店での点検を受けられることをお奨め致します。また同時にスペアタイヤについても点検を受けられることをお奨めいたします。また、外観上使用可能のように見えたとしても(溝深さが法律に規定されている値まですり減っていない場合も)製造後10年経過したタイヤ(含むスペアタイヤ)は新しいタイヤに交換されることをお奨め致します。なお、車両メーカーがその車の特性からタイヤの点検や交換時期をオーナーズマニュアル等に記載している場合もありますので、その記載内容についてもご確認ください。

廃タイヤ処理


  廃タイヤ処理料
(1本・税別)
原付・バイク ¥300
乗用車 ¥300
SUV・バン・トラック・ ¥600
取替タイヤを持ち込み場合は、廃タイヤのお引き取りをお願い致します。

タイヤローテーション


  工 賃
(税別)
軽自動車
乗用車(車両重量2.5tまで))の貨物車
¥2,000

インチアップ、インチダウン


クルマをドレスアップするときの基本ともいえるロープロファイル化(偏平化)。一般的にはインチアップと呼ばれています。ドレスアップ効果も当然ですが、走行性能の向上も大きな魅力です。見た目には内径が大きいほどカッコいいのですが、他の性能が犠牲になる場合もありますので、ドレスアップ効果と走行性能・快適性能、さらにクルマとのマッチングを考えてサイズを決めていただければ、きっと満足がいくインチアップができるでしょう。ロープロファイル化は、コーナリング・フォースが大きくなり、ころがり抵抗も少なくなるので、タイヤの運動性能の高性能化といえます。また同じ外径のタイヤで偏平にするほど断面高さは低くなり、ホイール径は大きくなるのでファッション性が増すことにもなります。※デメリットとしては、乗り心地などの快適性が低下しがちです。
インチダウンにはブレーキキャリパーとの接触に注意。

 › NISSAN SKYLINE GT-R(BNR32・BCNR33・BNR34)
 › NISSAN GT-R(R35)
 › TOYOTA HIACE(200系)
 › HONDA BEAT(PP1)
 › 軽自動車(RAYS)

1. タイヤの外径を合わせる
  合わせないとメーターが狂います。タイヤサイズ対応表などを参照してください。

2. フェンダーやサスペンションアームなどとの接触や、回転部分の突出がないことを確認する。
  停止状態ではなく、荷重が大きいときや、バンピング時でも接触しないことを確認します。
  › フェンダー爪折り
  › フェンダーアーチモール取付
  › オーバーフェンダー取付
  › スペーサー取付
  › 車高調整
  › キャンバー角変更
3. タイヤの荷重指数(ロードインデックス)に注意
  よく「ロードインデックスが標準装着タイヤより低下しないこと」など言われていますが、正しくは車両総重量時の軸重を下回らないことです。
  「ハイエースVの前後のタイヤを入れ替えると車検に通らない」もグレードによっては通るものもあります。
  軽自動車のバンで15インチするとロードインデックスが不足して車検に通らない車種がありますので、自動車の諸元表を参照して下さい。

4. サスペンション剛性とのバランスを崩すようなロープロファイル化は避けること。
  足回りトータルでのバランスが大切です。

ロードインデックス


JATMA規格とETRTO規格では、同じサイズのタイヤでもロードインデックス(LI)が異なります。 例えばインチアップする際、純正装着タイヤのLIを下回らないようにしなければなりませんが、ルックスの向上だけを目的とするインチアップでは、LIが下回っているケースも見受けられます。 (改造申請や構造変更の際にも車量重量・車両総重量によってLIをあわせなければなりません)そうした場合には、同じタイヤサイズでもJATMA規格よりもLIが高く設定されているETRTOレインフォースド規格のタイヤにすれば、LIを下げずにインチアップできる場合があるので、そのあたりを考慮して正しいタイヤ選択を行いましょう。


新品タイヤの「ならし運転」


新品タイヤを装着したら、必ず「ならし運転」をして下さい。 新品タイヤは使用初期は寸度成長し発熱もしやすいので過酷な使用を避けて下さい。 新品タイヤは表面がツルツルです。本来のグリップ発揮のため、「ならし運転」をし、皮むきをして下さい。 特に、新品スタッドレスタイヤは「ならし運転」をせずに雪道を走行すると非常に危険ですのでシーズンの早めに装着して下さい。
  走行速度 走行距離
一般タイヤ 80km/h以下 100km
スタッドレスタイヤ 60km/h以下 200km
新品スタッドレスタイヤは初期ローテーションを早めにお願い致します。 装着初期のスタッドレスタイヤは溝が深く、非雪路走行が多いため編摩耗が発生しやすくなっています。1回目のローテンションは装着後5,000Km走行を目安に実施して下さい。2回目は7,500Km、3回目は10,000Km、4回目以降は15,000Km走行後に実施して下さい。

ランフラットタイヤ


釘などが刺さって空気が抜けた後でも、80km/hで100Km程度走ることができるといわれるランフラットタイヤ。このタイヤを新車装着採用する車種は高級車がメインです。トランクに積載されているスペアタイヤの廃棄問題が関係している。スペアタイヤのほとんどは、一度の使われることなく廃車と同時に廃棄物として処理される。一方、クルマの開発する側から見れば、スペアタイヤを収納するスペースはクルマのデザインやパッケージの大きな制約になる。そもそもスポーティなクルマほどそのボディにスペアタイヤを積んでおくための大きな「デッドスペース」を確保しなければならないというジレンマを抱える事になる。しかし、致命的な弱点はパンクさせた場合、パンク箇所がどこであれ修理が不可能だということ。 標準タイヤの場合、サイド、ショルダー部分以外の路面と接するトレッド部分であれば、直径5mm程度の釘が刺さっても修理できるが、ランフラットタイヤは穴の大きさに関係なく修理ができません。また、基本的にランフラット装着車にはタイヤの空気圧を監視する装置(TPMS)とセットで装着しなければならない。 万が一TPMSを装着せず走行すると、パンクした状態に気付かず、タイヤがちぎれて大事故に至るケースも出てくる。 肝心の乗り心地や雨の日のグリップ力については、標準タイヤより若干劣ります。さらに、冬用ランフラットタイヤは高価で受注生産である。

新車装着タイヤの賞味期限


新車装着されているタイヤはすべてオーダーメイド品。そのクルマの特性を最大限に引き出す性能は持っているが、安全面を考えた賞味期限は市販用タイヤよりもかなり短いというのがタイヤ業界の常識。タイヤは大まかに分けると、新車装着される「新車専用タイヤ」と、タイヤ店などで売られる「市販用タイヤ」の2種類がある。ヨーロッパの自動車&タイヤメーカーは新車用、市販用と分けずに、新車から装着されているタイヤをそのまま市販用タイヤとしても販売する。製造効率はその方が確実によく、安全性・寿命から見ても分ける必要はないという判断でしょう。しかし、日本では自動車メーカーからの要求に応じて、タイヤメーカーが新車の性格に合わせた仕様につくる。すべてオリジナル品でコスト高にもかかわらず、納入価格が驚くほど安いので、「それ相応のタイヤ」というのが業界通の平均的な見解である。 日本ではクルマに対して静粛性や乗り心地、省燃費を期待する方が多い。新車用タイヤは、そういった性能を強化してつくられる。ですから、それ以外の耐摩耗・偏摩耗・ウェット性能などは相対的ぶスタンダードレベルとなる。これが新車用タイヤの特徴です。そんな新車用タイヤうぃスリップサインが出るまで使い切ろうと考えてはいけない。3年も経過するとゴムが硬くなりやすく、雨の日は溝があっても特に注意が必要である。さらに、タイヤの空気圧点検を怠ると2年目でホイール近くにシワが入ることもあります。3年使ってみて、もしゴムの劣化があれば溝の有無にかかわらず市販用タイヤに取り換えした方が安全です。 目安で言えばタイヤの溝は5,000kmで1mm、2万kmなら約4mm減ります。新品タイヤの溝は8mmなのでちょうど半分になった計算です。新車用タイヤはこの辺りが換え時だと思います。

タイヤの空気圧点検・調整


タイヤ空気圧のメンテナンスは、安全な走行に欠かすことのできない重要項目です。一般的に「タイヤが空気圧に依存する割合は90%」といわれるように、いくら高性能なタイヤでも適正な空気が入っていなければ、充分な性能を発揮することはできません。言い換えれば、タイヤ空気圧に関する知識をしっかりマスターしておけば、安全な運転にもつながります。では、タイヤ空気圧について見ていくことにしましょう。タイヤの空気は1ヶ月間で10~20kPaが自然に抜けるといわれています。空気を抜けにくくするために、タイヤの内側にはインナーライナーという気体を透過しにくいゴムのシートが貼られていますが、そのゴムの分子よりも空気の分子の方が小さいため、空気がゴムの層に入り込み、タイヤ全体からじわじわと抜けていくのです。タイヤの空気圧は1か月に一度、最低でも季節が変わったら点検しましょう。 タイヤの空気圧はタイヤがまだ冷えている時に、自動車メーカーの指定空気圧に調整しましょう。それには、①エンジン停止から3時間以上、または②走行距離が1.6km以内といわれます。タイヤが温まっている時は、指定空気圧よりも0.3kg/多く充填するのが目安です。(外気温や天気(高・低気圧)や標高差でも空気圧は変化します) 同一サイズ、同一軸への装着、同一走行条件でありながら、200kPaで設定した空気圧が230kPaになったりする要因は、タイヤ組み込み時の水分(水滴)の侵入と考えられます。タイヤ内部の水分(水滴)が熱により気化すると、「20℃、1気圧で1cm3(1グラム)の水が気化した場合、約1,350倍に膨張」するのです。195/65R15のエアボリュームが約28リットルとすれば、仮に3グラム程度の水分が浸入してタイヤ内で蒸発したとすると、14.3%体積が増えて、200kPaのタイヤが229kPaになると理論的には計算できます。インチアップによるタイヤのロードインデックスが下がった場合の空気圧は、自動車メーカー指定空気圧よりも高く充填して下さい。欧州車が乗車人数や積載荷物の量によって設定空気圧を変動させているのに対して、国産車はタイヤサイズの違いによる空気圧の設定しか表示されていません。このことは、タイヤ空気圧に対する意識の違いを表していると思われます。日本では「タイヤによって最低限の荷重負荷能力が発揮されていれば良い」と考えられているのですが、欧州では「乗り心地やドライバビリティを積極的に変化させよう」と能動的にタイヤを使っているといえます。 国産車は、推奨空気圧を1つしか指定していないのが一般的であり、これは最大定員数+積載荷物分を前提にした通常の走行条件にて設定されています(車両保安基準に規定されています)。「1名乗車なら空気圧を下げられるのか?」という質問もありそうですが、あくまでも指定空気圧を基準とし、それより下げることは行いません。欧州車の場合も、例えばBMWでは4名乗車時と5名+荷物積載時での空気圧を設定していますが、4名乗車時の指定空気圧で5名+荷物を積載した場合、基準より上げる設定となっていると考えられます。

エアーバルブ

 

空気圧センサー取付、取替

 

タイヤ窒素ガス充填

 

パンク修理


パンクして空気不足で走行すると外側からは大丈夫に見えても、実際にはタイヤを外してみると内側のワイヤーが切れ、粉になっている場合があります。
よく「パンク修理」を外側から修理していますが、内側の確認をしないと非常に危険です。
また、板状の物が刺さった場合は線状に切れています。外側からの修理は丸い穴のパンクしか修理ができませんが、タイヤをホイールから取り外して内側から修理することで丸以外の穴でも確実に修理できます。


修理方法   工 賃
(1ヶ所・税別)
ランフラット
(1ヶ所・税別)
外側から 軽自動車 ¥1,500~  
  小型自動車 ¥2,000~  
  普通自動車 ¥2,500~  
内側から 軽・小型自動車 ¥3,500~  
  ~18インチ ¥3,500~  
  19インチ ¥6,000~  
  20インチ ¥8,000~ ¥12,000~
※輸入車は別途

パンクリペアキット


SARD:EMERGENCY PUNK REPAIR KIT :¥15,000(税別)
 › リペアジェル(補給用補修剤):¥5,800(税別)
 
・ パンク発生時にタイヤを外すことなく、簡単に応急修理。
・ パンクの際にジャッキアップ、タイヤ交換といった煩わしい作業は不要!約10分で程で応急修理が可能です。
・ パンクしたタイヤにリペアジェルを注入し、付属のエアーコンプレッサーでエアーを入れるだけです。(DC12V専用)
・ リペアジェルは水溶性のため、水で簡単に洗い流せます。
洗い流した後に、従来通りの方法でパンク修理が行えます。
以下の方におススメです。

  • 純正ランフラットタイヤ装着車
  • インチアップしたタイヤ・ホイールを装着した車両
  • ビックブレーキキャリパー装着車
  • スペアタイヤ未装備車
  • 女性や高齢者の方
  • 改造によってスペアタイヤを取り外した場合

また、最近の新車には軽自動車でもスペアタイヤが未装備ですので、「リペアキット」があれば、ご安心してドライブができます。
※ 補修可能なタイヤは、チューブレスタイプで直径6mmの異物貫通によるトレッド(接地面)のパンクです。
※ タイヤとホイールリムが外れてしまっている場合や、ホイールリムに大きな傷や割れ・変形がある場合は補修できません。
※ 本製品は一時的に走行を可能とする為の応急補修するキットです。 補修後はできるだけ速やかに修理可能なお店で本修理を行って下さい。
※ 補修後は時速80km/h以下で、安全なスピードで走行して下さい。

フェンダー爪折り


  工賃(税別)
フロント(左右) ¥18,000~
リア(左右) ¥20,000~
注意:爪折りする部分が過去に鈑金・塗装作業がされている車両はお断りしております。

フェンダーアーチモール(TANIDA)


2.5m:¥3,800(税別)

インチアップの項目にもありますが、タイヤ・ホイールはフェンダーなどと接触やはみ出すと保安基準に適合しません。ただし以前は、全幅の変更は記載変更の届け出をしなければならなかったが、規制が緩和され(平成7年11月22日から)全幅は±20mmの寸法変更は届出が不要になりました。この範囲であれば溶接での固定でもOK。

 › 車両装着時にボディサイズを片側約10mm拡幅 (両側装着で約20mm拡幅)
 › 柔軟性の高いウレタンゴムによりほとんどの車種に対応
 › 素地、塗装どちらでもOK

※乗用車は車幅±10mmまでタイヤがハミ出てもOKになりました。(ホイールが最外側は不可)
※商用車は従来通り。