車両寸法の変更(長さ、幅、高さ)


全高

継続検査時の全高は±4cmまでは問題ありませんが、新規・予備検査時は車検証の全高に変化ある場合は測定コースにまわされて全高と車両重量を測定されます。
例えばハイエースバン(小型貨物車・4ナンバー)にキャリアを装着(指定部品)されている場合、継続検査時は問題ありませんが、新規・予備検査時は指定部品でもルーフキャリアが全高になりますので普通貨物車・1ナンバーになります。
またハイエースでリアに4cmダウンブロックを装着。継続時でも測定コースにまわされます。測定すると4cmダウンブロック装着でも-5cm下がっていることが多いです。この場合はダウンブロックを取り外すか、構造変更して全高を変更するしかありません。
平成18年1月1日意向の製作車の車高ダウン、アップ時には灯火類の取り付け高さに注意。

ダウンスプリング装着



SUBARU LEGACY WAGON 2.5GT EyeSight S-Package
型式:DBA-BR9 初年度登録:平成23年10月 走行距離:154,113km
作業日:令和7年1月


予備検査へ。STi製のダウンスプリング(-2cm)装着。継続検査時は全高が±4cm内は問題ありませんが、新規・予備検査時は全高と車両重量を測定し変更します。
フロントリップの最低地上高は9cm以上必要です。(13.5cm)
新規登録時と同時に950登録を。予備検査で車両重量に変更があったので、計算式には予備検査後の車両重量で行います。

 全高:-2cmで153cm→151cm
 車両重量:前軸重が+10kgで1580kg→1590kg
 前部霧灯高さ:0.305m(0.25m以上*1

 *1:平成18年1月1日以降の製作車



全幅


ワイドタイヤ&ホイールを装着。フェンダーからタイヤがはみ出してはダメです。
ただし乗車定員数が10人が未満の乗用車の場合は全幅の+20mm未満は、タイヤのはみ出しても問題ありません。(ホイールはダメ)
それ以上のはみ出しはオーバーフェンダーなど装着して公認車検取得(構造変更)をしなければなりません。
また、特にRV車は大型のオーバーフェンダー装着時はロービーム、フォグランプ、車幅灯、ウィンカーなど灯火類の取付位置に注意。

SUBARU SAMBAR DIASⅡ・ワーゲンバス仕様



SUBARU SAMBAR DIASⅡ
型式:V-KV3改  初年度登録:平成8年 走行距離:93,003km
作業日:令和4年2月


ECVT→5M/Tに記載変更したサンバーバン。
ワーゲンバス仕様にして継続検査へ。全長が長くなったが、まったく問題なし。
ただし、中古車新規、構造変更等変更時には小型貨物登録になります。現在は事前審査が必要になります。軽ナンバーのままにしたかったので、先にECVT→5M/Tの記載変更し、公認車検を取得しました。
灯火類の取り付け高さ、直前直左等は製作年月日により問題ありません。






ECVT→5M/Tに記載変更(公認車検取得)



オーバーフェンダー取付、リフトアップ



TOYOTA HILUX
型式:3DF-GUN125 E/G型式:2GD 初年度登録:令和4年10月 走行距離:15,400km
作業日:令和6年12月


ハイラックス。オーバーフェンダー取付、キャリヤ取付、車高アップ(フロント:車高調取り替え、リア:ブロック取付)、サイドステップ取り付け(最外側)をしたので構造変更。
車高を上げたせいで右前方が直前直左鏡*1で確認できなくなりました。フロンカメラを装着して対応。
灯火類は後部霧灯が基準(1m以下)*1を超えていますが、集合式なので1.2m以下まで問題ありません。
リヤバンパーは550mm以下*2になるように調整。
現状の最大積載量500kgのままでは許容軸重を超えるので最大積載量を減らす。またエコ減税を継承するには車両重量を減らして車両総重量を3,000以下する。
当日の検査では最大積載量を500kg→400kgに減らして車両総重量:2,975kgになったがエコ減税は継承されなかった。

*1:平成18年1月1日以降の製作車
*2:普通貨物車は必要。普通乗用車、小型乗用・貨物車(GVW3.5t以下)は平成27年7月26日以降の製作車には必要。

 ■諸元表から
   車両重量  燃料  乗車定員  最大積載量  車両総重量    タイヤ荷重  許容荷重
 前軸重 1,260  満タン  125  -50  1,335  2,240  1,450 
 後軸重 840  満タン  150  550  1,540  2,240  1,650 
 合計 2,100  ―  275  ≦  500  2,875  ―  3,050 
 ■陸運局で測定(燃料:1/2)
 前軸重 1,280  10  125  -50  1,365  2,240  1,450 
 後軸重 970  20  150  550  1,690  2,240  1,650 
 合計 2,250  30  275  500  3,055  ―  3,050 
 ■後軸重が許容軸重より重いので最大積載量を減らす(燃料:1/2)
 前軸重 1,280  10  125  -40  1,375  2,240  1,450 
 後軸重 970  20  150  490  1,630  2,240  1,650 
 合計 2,250  30  275  450  3,005  ―  3,050 
 ■エコ減税を適用するには車両総重量を3,000kgまでにすること。それには車両重量を20kg減らす。(燃料:1/2)
 前軸重 1,270  10  125  -40  1,365  2,240  1,450 
 後軸重 960  20  150  490  1,620  2,240  1,650 
 合計 2,230  30  275  450  2,985  ―  3,050 
 ■構造変更時(確定・燃料:1/4)
 前軸重 1,290  10  100  -38  1,360  2,240  1,450 
 後軸重 970  30  175  438  1,615  2,240  1,650 
 合計 2,260  40  275  400  2,975  ―  3,050 
タイヤ:265/70R17 112/110 6PR(LI:1120kg)


オーバーフェンダー装着→全幅変更 ※当車両はサイドステップが最外側
前部霧灯高さ:0.69m(0.8m以下)
すれ違い用前照灯高さ:1.11m(1.2m以下)

リフトアップ時は後部霧灯高さ:1.05m(集合式:1.2m以下)
バンパーの高さ:0.54m(0.55m以下)※普通貨物は必要
後部反射器高さ:1.15m(1.5m以下)
リフトアップ+ルーフキャリア装着→全高変更(1.8m→1.97m)
サイドステップが最外側→全幅変更:1.85→1.99m(高さ:0.6m以下)
フロントカメラ装着(直前直左)
後部霧灯の高さ(1m以下)→集合式は1.2m以下なので問題ない。



オーバーフェンダー取付、リーフスプリング変更、リフトアップ



TOYOTA LAND CRUISER 70 PICKUP 30th Anniversary
型式:CBF-GRJ79K改 E/G型式:1GR-FE(5M/T) 初年度登録:平成27年4月 走行距離:49,648km
作業日:令和5年3月


復刻版ランクル70。V6・4000cc(ガソリン)・5M/Tのみ。(普通貨物車・車両総重量:3225kg)
リーフスプリング&シャックルの変更したので改造届出を提出、予備検査まで。
強度計算書等の書類はメーカーからFAXで。重量配分や最大安定傾斜角度など計算。
他にも改造箇所が多く、保安基準を調べるだけでも時間がかかる。それに今回は書類の不備が重なり、改造届出書の決裁に約1ヶ月もかかってしまった。
リフトアップ&荷台はボディリフトしているので、巻込防止、突入防止*1が必要。巻き込まないように、突入しないようなパーツを、目立たないような形でワンオフ製作。
灯火類の取付位置、直前直左は問題なし。タイヤの外径が大きくなっていたが、メーター誤差はまったくなかった。

 › 詳細


CHEVROLET CAMARO・オーバーフェンダー製作


ワイドタイヤ&ホイールを装着。フロントフェンダーからタイヤが全幅より+40mmほどはみ出しています。フロントフェンダーにオーバーフェンダーをワンオフ製作して公認車検取得(構造変更)をします。取り付けは両面テープ。内側の両サイドにはリベットで固定。構造変更で車幅を変更しているので「恒久的取付方法」となります。

【お詫び】
 構造変更へ行きましたが、リアの車幅を超えていなかったため継続になりました・・・。

  工 賃
(税別)
マスター製作(フロント左右) ¥180,000
マスター型製作(フロント左右)*1 (¥200,000)
製品製作(フロント左右)*1 (¥80,000)
塗装(ボディ同色) ¥30,000
公認車検取得(構造変更・名古屋ナンバー) ¥30,000
車検整備費用、車検代行料、諸費用など 別途
 ご請求金額:¥240,000(税別)
*1:何台分も必要の場合のご請求金額:¥520,000(税別)









マスター製作(トップコート:黒ゲル)




ホイールの「DOT-T」「SAE J2530」マーク
(ホイールの裏側に刻印されていた)


CHRYSLER JEEP(YJ)



CHRYSLER JEEP
型式:不明 E/G型式:不明(4000cc) 初年度登録:平成11年4月 走行距離:31,000km


ワイドタイヤ&ホイールを装着。オーバーフェンダーをから更にタイヤがはみ出しいます。
オーバーフェンダーを加工して公認車検取得(構造変更)をします。
ロービーム、フォグランプ、車幅灯、ウィンカーの取付位置を変更しなければならない。
マスター型をそのまま製品にしました。

  工 賃
(税別)
オーバーフェンダー加工&製作(1台分) ¥400,000
オーバーフェンダーKIT 持ち込み
塗装 ¥48,000
純正オーバーフェンダー&サイドステップ取外 ¥10,000
車幅灯、 ヘッドランプ、Fウィンカー位置変更・加工 ¥50,000
公認車検取得(構造変更・名古屋ナンバー) ¥30,000
車検整備一式 ¥34,800
輸入車 ¥10,000
テスター代 ¥5,000
検査+構造変更手数料(普通貨物) ¥2,100
自賠責保険料(12か月) ¥19,120
重量税(車両総重量:~2,000kg)) ¥8,800
 ご請求金額:¥617,820(税別)

※上記価格は2021年9月現在の価格です。









YAMAHA FZ-10



YAMAHA FZ-10
型式:RN48  初年度登録:令和2年10月 走行距離:5,736km
作業日:令和5年10月


フェンダーレスを取り付け。全長が6cm短くなったので構造変更を。